REITカテゴリーについて
REITについては軽く書いたところがある。
ここにも書いているがインデックスとしてはS&P先進国REITやJ-REITである。
Real Estate Investment Trust の略で不動産信託のことである。
多くの投資信託は投資家から集めた資金を株式や債券などで運用されているが、REITの場合不動産所得と運営に充てられ、不動産事業による賃貸料収入や不動産の売却益などが投資家に還元されるシステムになっている。
さらにREITが対象としている不動産は、オフィスビル、大型集合住宅、ホテル、物流センター、介護施設なども含まれる。
投資用マンションを購入するには通常1000万円以上が必要となるが、例えばJ-REITでは銘柄にはよるものの70万円以内くらいでも投資をすることができる。運用に関しては不動産のプロが行うので手間をかからないし、分散投資も可能である。
ただ注意も必要である。米国では、ネットでの通信販売やEコマースの発展により実際の商業店舗の不振を招いているため、ショッピングモール関連のREITは苦戦が強いられる可能性が出てきている。中国では不動産バブルの懸念も指摘されており、仮にバブルが崩壊したときには米国や日本のREITも影響を受ける可能性もある。
今後もう少しJ-REITについて勉強してみることにする。
Excelで表をきれいに作ってみる
Excel 最強の教科書の通りにExcelできれいな表を作ってみる。
一見きれいに見えるがこれをもっときれいに見せる。
まず単位を別の行に作る。
次に売上と費用と利益は大項目で小項目は単価と販売数と人件費と賃料で、人件費の中にスタッフ人数と1人当たりの人件費が含まれているのでそれを見やすく作るために列をずらす。
強調したいセルは背景の色を変える。
ここで重要なのが
目盛り線を消して必要な箇所のみに罫線を引く
ということである。
【表示】のタブにある【目盛線】をクリックしてチェックを外す。
次に必要な罫線を引くことにする。
セル範囲を選択して【ホーム】タブのフォント設定をクリックする。
そして罫線のタブを開く。
そして好きなように罫線を選択する。
これで見やすい表が完成する。
大事なことをまとめると
・項目はわける
・余分な線は省く
・罫線機能を駆使する
・見やすいように背景色を使用する
ということである。
投資では先進国株式を検討した方がいい?
外国の株式とか難しそうで怖いとなってしまうのは自然な流れ。
ただ我々の生活は外国の企業によって支えられているという事実があり、外国の企業は意外と身近な存在である。
世界の株式の時価総額のうち日本株が占める割合は約8%しかないことを考えると株式割合のうち9割を外国株式で保有することが世界経済の成長に投資をするallocationとして妥当と考えらえる。
リーマンショック以降は世界的に資金が潤沢に供給され金利はずっと下落していた。
ちなみにリーマンショックとは、2008年9月15日にアメリカの投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻をきっかけに世界中で経済危機が連鎖した、この一連の流れのことをいう。つまり、これによって世界中の証券取引所において広範な銘柄の株価暴落を引き起こした。
ただこの株価暴落の後は回復していくことになる。その例がTOPIXであり以下のグラフを見れば明らかである。
今後は債券から株式へのアセット・クラスの変更が今後続いていくと予想されている。
つまり、今後のトレンドとしては『債券→株式』であり注目すべきである。
では、新興国株式はどうか。イメージとしては高度成長期の時の日本の株式に投資するみたいなものである。リスクは高い。
インデックスとしては、MSCIエマージング・マーケットなどである。
新興国の例としては、ブリックス:BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)やビスタ:VISTA(ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチン)などである。また、ゴールドマンサックスが提唱したのはネクスト11であり、ベトナム・韓国・インドネシア・フィリピン・バングラディッシュ・パキスタン・イラン・エジプト・トルコ・ナイジェリア・メキシコである。これらは鉱物資源が豊富であったり若年層の人口割合が大きかったりと今後の経済成長が期待できる国々である。
一般的にこれらの国は先進国と比較してカントリーリスク(政治的・経済的なリスク)が高い。なので価格の変動は大きい。もちろん逆に言えば、大きなリターンを得られる可能性も秘めているということである。
まとめると
外国株式には投資をした方がいいことは明らかではあるが、リスクを考えたときに先進国株式を選択するのが無難である
ということだ。
人工呼吸管理で加温と加湿は大切
目次
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1 加温と加湿の必要性
2 温度と湿度
3 理想の加温と加湿
4 人工鼻について
5 人工鼻の種類
6 加温加湿器について少し
7 結露と相対湿度
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1 加温と加湿の必要性
乾燥したガスを患者に送気すると気道粘膜を乾燥させてしまう。
さらに気管挿管や気管切開されている患者にとっては本来上気道が行っている加温と加湿ができないため、気道分泌物が粘稠になる。無気肺形成の原因にもなるし、チューブ閉塞の原因にもなりうるため危険である。
乾燥ガスが気管に入ることによる弊害をまとめてみると
・気道粘膜の乾燥
・線毛運動の低下
・気道分泌物の粘稠化
・無気肺形成
・チューブ閉塞
となる。
2 温度と湿度
人工呼吸器管理における加温と加湿についてであるが、まずは基礎知識を整理してみる。
絶対湿度と相対湿度のイメージであるがこの図(from Intensivist)がわかりやすい。
絶対湿度(Absolute humidity:AH)とはガス1L当たりに含まれている水蒸気の量であり、単位はmg/L。上の図のように37℃では44mg/Lである。つまりこの44mg/Lは37℃での最大水蒸気含量である。
それに対して相対湿度(Relative humidity:RH)とはガスがどのくらい水蒸気で飽和されているかであり、最大水蒸気含量に対しての割合なので単位は%である。
さらに標準温度(0℃)にあるガスを標準状態(Standard temperature and pressure,dry:STPD)という。STPDのガスが室温(20℃)まで温められた状態を室温乾燥状態(Ambient temperature and pressure,dry:ATPD)という。また、水蒸気で飽和された状態を室温飽和水蒸気状態(Ambient temperature and pressure,saturated with water vapor:ATPS)、体温(37℃)まで温めた状態を体温飽和水蒸気状態(Body temperature and pressure,saturated with water vapor:BTPS)という。これもIntensivistに載っている表を掲載する。
3 理想の加温と加湿
これに関しては統一した見解はなし。
通常は上図のように上気道で加湿され、気管分岐部付近で温度37℃、相対湿度100%、絶対湿度44mg/LのBTPSとなる。BTPSの空気が気管チューブを介して供給されて肺胞に届くことで下気道での水分喪失を防ぐことができる。
4 人工鼻について
人工鼻は加温加湿の受動的システムである。
英語ではHeat and Moisuture Exchanger:HMEという。つまり、患者の呼気中の温度と湿度を捕らえて蓄えるシングルユースの器具のことである。吸気では人工呼吸器からの乾燥したガスを加温加湿してくれる。
この人工鼻の利点としてはまずシンプルで使いやすいことにあり、移動や搬送のときにも使用可能である。
・短時間の人工呼吸管理
・死腔が問題にならないとき
・在宅人工呼吸器
・空気感染や飛沫感染の危険性があるとき
などが人工鼻が有利となる状況である。
ただ死腔には注意が必要である。人工鼻のサイズを間違えると死腔が増大するため、再呼吸が生じる。逆に小さいものを使用すると加湿不足が生じてしまう。さらに長期間の人工呼吸器管理となると加温加湿器の方が加温加湿に優れているため人工鼻の使用は短時間の使用が望ましい。小児では挿管チューブのLeakがあることが多かったり、死腔が問題になることが多いため使用されることはほぼない。
5 人工鼻の種類
まずはハイグロバックS。推奨される1回換気量は150~1200ml。死腔:45ml。
ハイグロボーイは下。推奨される1回換気量は75~300ml。死腔:26ml。
次はハイグロベビー。推奨される1回換気量は30~100ml。死腔:10ml。
最後はハイグロライフⅡ。推奨される1回換気量は100~1000ml。死腔:29ml。
6 加温加湿器について少し
人工呼吸器についていてよく目にするもの。
英語ではHeated Humidifier(HH)。加温加湿発生装置で蒸留水を加温し、水蒸気を発生させることで呼吸器を加湿できるもの。一般的には熱線が組み込まれており、口元温でモニタリングされている。
基本的にはオートモードなどでこちらが操作しなくてもきちんと加温加湿されているが、回路が複雑になりヒヤリハットの事例の報告もあるため注意が必要である。
そのため在宅呼吸器や人工呼吸器でHHを使用するのであれば構造とメカニズムの理解をしておかなければならない。これに関しては後日書くことにする。
軽く図を載せておく。
7 結露と相対湿度
最後に結露について。
このF点のガスが点Gのように温度が下がるとき、44mg/Lの水蒸気が30℃に冷やされることで30mg/Lまでしか受け取れられず14mg/Lの水蒸気が水になってしまう。これが結露である。
つまりこのときは相対湿度は100%となる。
水がたまることで水が気管内に入ることがあったり、グラフィックモニターに揺れが生じてミストリガーが生じて過換気になったり、トリガーが過剰にされてしまうため本人の不快感はかなり強くなる。
乾燥は絶対によくないが結露が生じるのもいいことではない。
シャープレシオとは。。。
この数字が大きければ大きいほど同じリスクのわりにリターンが大きいことを示す。
つまり、投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるか、運用効率の高さを表している。
このシャープレシオの計算方法は
[(平均リターン) - (無リスク利子率)] / (リスク:標準偏差)
で求めることができる。
リターンのうち安全資産(リスクがゼロと仮定した資産)を上回った部分( = 超過リターン)を、リターンの変動度合い( = リスク)を示す標準偏差で割ることで、取ったリスク1に対する超過リターンの大きさが示される。
では、シャープレシオが高い順に投資をすればいいのかというとそうではない。
これはあくまで同じカテゴリーでの比較で成り立つ話である。株式や債券などリスクの大きさが異なる商品を同列に比べることはできない。
さらに、シャープレシオがマイナスなら投資しない方がいいのかというと必ずしもそうではない。今後の期待があれば今後大きなリターンを得る可能性もある。シャープレシオがマイナスだからといって投資をしなければリターンを得るチャンスを逃す可能性があるということである。もっと言えば、このシャープレシオは過去のデータなので今後のことはわからないということである。
シャープレシオなどの情報は
https://ideco.morningstar.co.jp/
を調べたら出てくる。
資産運用における米国との比較
資産倍増において『72の法則』というものがある。
72÷金利≒資産倍増に必要な期間
というものである。
たとえば金利が3%なら24年。6%なら12年というものである。
さらに言えば金利が0.001%なら計算しなくても資産倍増は不可能なことがわかる。
つまりリスクを取らずに元本確保型にしていては安定は得られるものの資産増加の望みはほぼ不可能なことがわかる。
今回は米国との比較を考えてみる。
運用リターンにおける米国の家計金融資産は以下のグラフをみれば明らかである。
日本が1.2倍に対して米国では2.4倍となっている。
この差を生みだしているものの1つにポートフォリオの内容が挙げられる。
ではポートフォリオとはなにか。
投資信託にはいろいろ古いがあるし組み合わせを人それぞれである。国内の投資信託が多いひともいれば海外の債券が多い人もいる。
このようにどういった組み合わせでどんな割合で分散するのかを決めるのがポートフォリオである。つまりアセットアロケーション(asset allocation)の違いである。
2014年7月に金融庁が出したデータでは以下のようになっている。
日本の預貯金は53.1%に対して米国では有価証券投資が53.2%。日本での有価証券取引は16.7%のみ。
金融商品に投資した成果や不動産の賃料を受け取る財産所得が米国では生活を支えている。財産所得が勤労所得に占める割合は米国では約1/3ともいわれている。ちなみに日本では1/8と少ない。
この米国並みのリターンを目指したいのならコスト意識が大切になってくる。
ちなみであるが、実は日本の投信の販売手数料は増加してきていると金融庁のレポートで報告されている。一方で米国では投信の手数料は減少傾向にある。
このように手数料が上昇していては投資家のリターンを押し下げることになってしまう。
なので金融庁はこの差を埋めるべくiDeCoやNISAにおいて販売手数料のないものやインデックス運用を促しているのである。
今、世界ではヘッジファンド投資やアクティブ型投信を解約して低コストのインデックス運用に切り替える動きがある。特にETFに資金が集まっている。
ETFとはExchange Traded Fundsの略で上場投資信託と呼ばれている。つまり、TOPIXや日経平均株価などの指数の動きに連動する運用成果を目指し、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託のことである。簡単に言えばインデックスファンドが金融商品取引所に上場しているみたいなものである。
ちなみにiDeCoの投信のラインナップにはETFはないので、低コストのインデックス投信を選択すればよい。
NISAでは低コストのETFへの投信を選択することによって低コスト運用が可能となる。
日本ではデータとして投資信託の平均保有期間は2年くらいというものがある。ものすごい少ない。これには事情がある。
『乗り換え売買』を担当者から促された結果といわれている。
つまり2-3年くらいで担当者が変わり次の投資信託に乗り換えを促されどんどん手数料がかかっていくといことである。これも手数料が増えている原因の一つに挙げられリターンは結局 -3% になってしまった。
結局のところ投信の乗り換えはコスト高になってしまうことは意識しておかなければならない。
地域 × 投資対象 で選ぶ iDeCo
投資信託は
インデックス か アクティブ
で大きく分類される。
その次に見るものとすれば
どの地域に?何に?投資するか
である。
いくつか分類があるので簡単に見てみることにする。
目次
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1 日本×株式
2 日本×債券
3 海外×株式
4 海外×債券
5 REIT
6 コモディティ
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1 日本×株式
TOPIXや日経平均株価などの日本の株価をベンチマークにしているインデックスファンドもこれにあたる。
日本の株式なので情報量も多くわかりやすい。日本市場全体が上昇すればその恩恵を受けることができる。
2 日本×債券
円建ての国内債券なので比較的値動きは安定している。なので安心して保有することができる。
逆に言うとそこまで大きな利益は期待できないということにもなる。
3 海外×株式
基本的に海外タイプの投資信託は比較的値動きが大きい。先進国と新興国でも変わってくる。落ち着いて考えればわかるが、もちろん新興国のファンドは値動きが大きいと考えるべきである。
海外なので為替にも注意が必要となる。為替が購入した時よりも円高に進んでしまうとマイナス要因にもなりうるし、この為替の差で損をすることもありうるということである。
4 海外×債券
これも考え方は同じで為替によって値動きが激しくなることがある。
5 REIT
不動産投資信託のことである。人気は高い。
商業施設やオフィスビル、マンションなどに投資していて売買益や賃貸収入を投資家に分配するしくみになっている。
日本だけでなく海外の不動産にも投資が可能。
時折大きく値動きがあることがある。
6 コモディティ
コモディティとは商品のことで、原油や金や小麦などの実物資産に投資することをコモディティ投資という。もちろん価格変動は激しいし、物価上昇には強いという特徴がある。