COCO-RICO blog

Excel.統計.iDeCoを初めから学ぶ

相対参照と絶対参照について

相対参照??

 

絶対参照??

 

初めて聞くとこうなるはず。

 

なので早速始めていく。

 

目次

-----------------------------------------------

1 相対参照とは

2 絶対参照とは

3 $E$8 ???

-----------------------------------------------

 

 

1 相対参照とは

数式の中でセルやセル範囲を指定することを『参照』という。

つまり、E4とE7を参照して計算をしました、みたいな感じである。

 

下図のような表があるとする。

f:id:COCORICO:20200807213331p:plain

 

この表での構成比を求めていくとする。

 

F3に'=E3/E8'を入力して構成比を計算しF4までドラッグしてコピーする。

f:id:COCORICO:20200807214200p:plain

この操作をするとこのようになる。

f:id:COCORICO:20200807214312p:plain

”DIV/0!”

つまり0ではDivision(割る)できない!と表示される。

 

f:id:COCORICO:20200807214953p:plain

上図の矢印にあるように=E4/E9となっているために起こってしまう。

 

このように数式をコピーすると、数式に含まれるセルやセル範囲はコピー先に合わせて変化してしまう。コピーすると変更されるセルやセル範囲のことを『相対参照』という。

 

 

 

2 絶対参照とは

相対参照の逆と考えれば

絶対参照は、数式をコピーしてもセル参照が変わらない

ということである。

先ほどの例で施行してみる。

同じように数式を入力しても同じことになるので、絶対参照にしたい場合は

F3に'=E3/$E$8'と入力する。

f:id:COCORICO:20200807220754p:plain

ここは上と同様に16%と求めることができる。

さらに同様にフィルハンドルを下にドラッグすると

f:id:COCORICO:20200807220920p:plain

今回は正しく求めることができた。

 

3 $E$8 ???

’$E$8’とは列にも行にも絶対参照が行われているということであり、

'$E8'は列に絶対参照が行われ、’E$8’は行に絶対参照が行われている。

 

f:id:COCORICO:20200807222429p:plain

 

まずこの状態がから“F4”を押すと

f:id:COCORICO:20200807222555p:plain

このようになる。

さらに“F4”を押すと

f:id:COCORICO:20200807222634p:plain

さらに“F4”を押すと

f:id:COCORICO:20200807222703p:plain

もう一度“F4”を押すと

f:id:COCORICO:20200807222727p:plain

最初に戻る。

 

この場合、絶対参照させたいのは8行なので、'$E$8'でも'E$8'でもよいが、

'$E8'とするとこのようになる。

f:id:COCORICO:20200807223240p:plain

 

 

 

以上が相対参照と絶対参照の基本的な説明である。