相対参照と絶対参照について
相対参照??
絶対参照??
初めて聞くとこうなるはず。
なので早速始めていく。
目次
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1 相対参照とは
2 絶対参照とは
3 $E$8 ???
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1 相対参照とは
数式の中でセルやセル範囲を指定することを『参照』という。
つまり、E4とE7を参照して計算をしました、みたいな感じである。
下図のような表があるとする。
この表での構成比を求めていくとする。
F3に'=E3/E8'を入力して構成比を計算しF4までドラッグしてコピーする。
この操作をするとこのようになる。
”DIV/0!”
つまり0ではDivision(割る)できない!と表示される。
上図の矢印にあるように=E4/E9となっているために起こってしまう。
このように数式をコピーすると、数式に含まれるセルやセル範囲はコピー先に合わせて変化してしまう。コピーすると変更されるセルやセル範囲のことを『相対参照』という。
2 絶対参照とは
相対参照の逆と考えれば
絶対参照は、数式をコピーしてもセル参照が変わらない
ということである。
先ほどの例で施行してみる。
同じように数式を入力しても同じことになるので、絶対参照にしたい場合は
F3に'=E3/$E$8'と入力する。
ここは上と同様に16%と求めることができる。
さらに同様にフィルハンドルを下にドラッグすると
今回は正しく求めることができた。
3 $E$8 ???
’$E$8’とは列にも行にも絶対参照が行われているということであり、
'$E8'は列に絶対参照が行われ、’E$8’は行に絶対参照が行われている。
まずこの状態がから“F4”を押すと
このようになる。
さらに“F4”を押すと
さらに“F4”を押すと
もう一度“F4”を押すと
最初に戻る。
この場合、絶対参照させたいのは8行なので、'$E$8'でも'E$8'でもよいが、
'$E8'とするとこのようになる。
以上が相対参照と絶対参照の基本的な説明である。