AND関数、OR関数、NOT関数
複数条件の組み合わせについて。
AND と OR を用いる。
目次
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1 ANDについて
2 ORについて
3 NOTについて
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1 ANDについて
AND関数とは、複数の論理式を指定して、それらをすべて満たしているかどうかを判定するもの。
この表で毎月3000以上かどうかを表示していきたいとする。
まずE4に
"=AND(B2>3000,C2>3000,D2>3000)"
と入力する。
Enterを押して、フィルハンドルを下にドラッグする。
もし、仮に3000より多かったら達成で、それ以下なら失敗としたければ
=IF(AND(B2>3000,C2>3000,D2>3000),"達成","失敗")
と入力して、同じ操作を行う。
これはIF関数とAND関数の組み合わせとなる。
IF関数に関しては以前に紹介している。
2 ORについて
OR関数は複数の条件のいずれかひとつでも満たしていればTRUEとなる。
同じ表でやってみる。
F2に"=OR(B2>3000,C2>3000,D2>3000)"と入力する。
Enterを押してフィルハンドルを下までドラッグする。
3 NOTについて
条件に合う場合をTRUEと表示するのは上記で問題ないが、
逆に条件に合わない場合をTRUEと表示したいときどうするか。
これはNOT関数を用いる。
簡単である。
NOT関数の引数のところにAND関数やOR関数を組み込めばよい。
具体的にしてみる。
毎月3000より大きいという条件に合う場合にTRUEと表示するのは上で示したが、この条件に合わない場合をTRUEと表示したい、つまり、ひと月でも3000以下があればTRUEと表示したいことをAND関数を用いてしたいとすれば、E2に
=NOT(AND(B2>3000,C2>3000,D2>3000))
と入力すればよい。
そして同様にEnterを押してフィルハンドルを下までドラッグすると
となる。