年金についてざっと!
について勉強して運用をしていきたいと思った。
その前にしないといけないこと。
それは
そもそも年金って何???
というところである。
これについて書いていきたいと思う。
目次
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1 国民年金とは
2 2階建て年金について
3 3階建て年金
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1 国民年金とは
年金とは字の通り、年 金 である。つまり、毎年受け取れるお金ということである。
では、国民年金とはなにか。
日本に住んでいるなら20歳以上60歳未満の全ての人は『国民年金』に加入する必要がある。年金に加入すると、65歳以上で年金を受け取ることができる。その受け取る年金のことを老齢基礎年金という。
実はその他にも国民年金はある。
病気やケガで一定の障害を負ってしまった場合に支給されるのが障害基礎年金
大黒柱が早く亡くなったときに18歳以下が受け取れるのが遺族基礎年金
つまり、社会的に弱い立場になったとしても国民年金で支えられるという仕組みになっている。この社会全体で支えることを社会的扶養という。
ここでわかると思うが、自分たちが支払っている国民年金によって社会で弱い立場になった人たちが支えられているということである。
考え方によっては、自分はこれくらい年金に支払ったのに全然受け取れなくて損しているという発想もあり得るが、もし自分や親族が社会的弱い立場になった場合にはこの社会的扶養を受けれると考えれば、支払うことは義務であることも納得がいくはず。特に核家族化・高齢化社会ではなおさらである。
今の日本には自分だけで面倒をみる私的扶養よりも社会全体で面倒をみる社会的扶養があっているということである。
また公的年金(国民年金、厚生年金)はその時点で現役で働いている人たちが支払ったお金、つまり社会保険料から国によって配布されている。
なぜ自分たちが自分たちが働いたお金が自分たちは受け取れないのか。
それは物価と寿命の変化を考えればわかるはずである。
そもそも今の物価と40年前の物価は全然違う。ラーメン1杯はだいたい1000円くらいだが昔は300円とか400円とかだったはず。つまり、20年分の年金を受け取りたくても昔のお金のままであれば5-6年分しか貯蓄がなくなってしまうのである。さらに平均寿命もどんどん高くなっている現在受け取る期間もながくなるため、その時の保険料を分配する方が理にかなっているということになる。
2 2階建て年金について
先ほど述べた公的年金についてであるが、国民年金と厚生年金がある。
平成27年までは共済年金(公務員や私立学校の先生が加入する年金)があったが今は厚生年金に一元化されている。
すべての人が加入している国民年金を1階部分とすると、厚生年金は国民年金に上乗せされると考えられるので2階部分にあたるわけである。
会社員であれば、だいたいは国民年金と厚生年金を給料から自動的に引き落とししていることが多い。さらに厚生年金の半分を会社が負担している。自営業の場合は自力で上乗せする必要があるということだ。
3 3階建て年金
少子高齢化を考えてみたときに、今働いている人たちが将来受け取れる額はどんどん減ることが予想されるのは想像がつく。
ここで将来年金として受け取る額を増やしたければ自力で運用するしかない。
つまり私的年金である。
このシステムの拡充が2017年に行われた。
iDeCoを活用すれば税金が所得控除で減額されるので老後に備えることができる
ということである。
つまり3階建て年金は
の3階建てとなる。