VLOOKUP関数の使い方
別の表からデータを取り出すという操作をしたいとき
VLOOKUP関数
が役に立つ。
前の記事でINDEX関数とMATCH関数を説明したがデータの取り出しという意味合いでは同じ部類に入る。
VLOOKUPなのでVをLOOKUPするわけである。
もっと言えば、VerticalをLOOK UPする。つまり、垂直に探す、ということになる。
VLOOKUP関数は、指定したセルの先頭の列を垂直に探し、検索条件に合ったものを取り出す関数である。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
の書式で入力することになる。
実際にしてみた方が言葉で表すより速そうなので実際に下の表でやってみる。
それぞれの店舗の合計売上金額をランク付けしていくとする。
まずは実際にしてみると、以下のように関数を入力する。
Enterを押してフィルハンドルを下にドラッグすると
完成する。
細かく見ていく。
①について
この一番目の引数は[検索値]である。この検索値は②の範囲内の左から1列目からのみ検索する。2列目以降や範囲の左側は検索対象とはならない。
②について
②は参照する表の範囲で上図での青で囲んだ部分である。
ここで大事なのが、関数をコピーしたときに範囲がずれないように絶対参照してセルを固定することである。
③について
③は列番号で指定したセル範囲の左から数えた列の番号である。
これはA列とかD列といった実際の列番号ではなくて、左から数えた番号なので、1.2.3.4.5....となる。
④について
④は検索方法である。この引数は、検索値に一致したデータが見つからなかったとき、どのように対応するかを決める引数である。完全一致のデータのみを検索する方法と一番近いデータを検索する方法の2種類がある。
・『FALSE』や『0』と入力すると、検索値と完全一致するデータのみを範囲の中から探す。一致するデータがない場合は『#N/A』と表示される。
・『TRUE』や『1』と入力すると、近似値(検索値未満の最大値)を範囲の中から探す。『TRUE』を指定する場合、範囲の左端の列にあるデータを昇順で並び替えておかないと正しい結果が返ってこないことがある。
つまり、FALSEの場合、100を検索値と指定した場合、検索範囲から100が検索される。TRUEの場合、100を検索値と指定した場合、検索範囲から100未満で一番近い値が選択される。
他にもVLOOKUP関数は使い方があるので順次書いていくとする。