iDeCoの仕組みについて
年金の基本的なところは前に書いた。
今回もiDeCoの基本的な仕組みについてざっと書いてみることにする。
目次
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1 iDeCoに参加できる人
2 iDeCoの簡単な仕組み
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1 iDeCoに参加できる人
さすがに全員ができるわけではなく参加条件というものがある。
①20歳以上60歳未満
②国民年金保険料をきちんと払っている
③国内に住んでいる
④企業年金がない
まぁ、そりゃそうやなという内容ばかり。
2 iDeCoの簡単な仕組み
仕組みをものすごく簡単に述べると
毎月お金を積み立てして
それを運用して
60歳までに自分で年金を作る
ということである。
この積み立てのことを『拠出』という。
つまり、この毎月積み立てた掛金を運用して増やすことで自分の年金が作成される。
この運用で増やしたお金のことを運用益という。
偏差値を求めたい STANDARDIZE関数
偏差値を求めたいときはSTANDARDIZE関数を用いる。
そもそもSTANDARDIZE関数は標準化変量を求める関数である。
この標準化変量とは、単位や基準の異なる値を共通の基準になるように標準化したもの。
標準化変量は、平均が『0』、標準偏差が『1』となるように
(値 ― 平均値) ÷ 標準偏差
の式で求めることができる。
このSTANDARDIZE関数はこのようにして入力する。
=STANDARDIZE(値、平均値、標準偏差)
偏差値は
標準化変量×10+50
で求めることができるのでこのようになる。
これでEnterを押して下までドラッグ
きれいに整えて
この辺の計算の関数は入力を知っていればすぐに求めることができるし理解もしやすいはず。簡単に終わらしておく。
標準偏差を求める STDEV関数
標準偏差に関してはこの記事で勉強済み。
STDEV関数は2つあって
母集団そのものの標準偏差を求めるのがSTDEV.P関数
母集団から抜きっとったサンプリングデータの標準偏差を求めるのがSTDEV.S関数
となる
目次
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1 STDEV.P関数
2 STDEV.S関数
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1 STDEV.P関数
この表で求めてみる。
今回とは関係はないが平均点を求めておく。AVERAGE関数は以前に説明している。
とりあえずこうなる。
STDEV.P関数はこのように使用する。
そしてEnterすれば完成
2 STDEV.S関数
これは何が違うかであるが、
標本データの標準偏差はデータの標準偏差より小さい値に偏りがちなことが分かっているためそれを補正することで推定値として求めるのがSTDEV.S関数である。
操作方法は同じである。
分散と標準偏差について
まずは統計の基本中の基本のうちのひとつ分散について。
分散はデータがどの程度平均の周りにばらついているかを表す。
分散が小さいほどデータの値は平均値に集まっているということを、逆に大きいほどデータの値が平均値からばらついていることを表す。
分散は
『各データと平均値の差』の2乗の和の平均
で示すことができる。
まず超簡単な表でやってみる。
データAは平均が3なのでそれぞれの差は
2 1 0 1 2
となり、その2乗は
4 1 0 1 4
となる。
この平均になるので
10÷5=2
となり、データAの分散は2である。
次にデータBについても平均は3なので
それぞれの差はすべて0となり、分散も0になる。
2>0なのでデータAの方がばらついていることがわかる(当たり前)。
分散はこれで終わりである。定義さえ覚えれば難しくはない。
ちなみに、
各データと平均値の差のことを『偏差』
各データと平均値の差の絶対値の平均のことを『平均偏差』
という。
細かく考えればわかるが偏差の和は常に0である。
つぎに標準偏差である。
これのみである。
標準偏差が平方根をとっているのは、分散はそもそも2乗した値なので足したり引いたりはできない。なので平方根をとってみようと。それが標準偏差ということになる。
なので標準偏差も分散と同様、ばらつきの程度を示すことになる。
英語ではStandard deviationと呼び、SDと略される。
順位を求める関数 RANK関数
学校の成績の順位など1000人くらいのマンモス校で行うにはこれをすればいい。
ものすごく簡単で便利。
目次
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1 RANK関数について
2 同率順位を平均値で表示する
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1 RANK関数について
例えば15人のクラスの点数の順位をつけたいとする。
ここでRANK関数を使用する。
RANK関数は以下のように使用する。
=RANK.EQ(数値,参照,順序)
EQの場合は同じ値は最上位の順位になる。
平均値で表示したいときは後程説明する。
入力してみる。
そしてEnterを押してフィルハンドルを下にドラッグすると
となる。
ここで順序であるが、0と1がある。
0を入力した場合は降順である。つまり数値の大きい順。
1を入力した場合は昇順である。つまり数値の小さい順。
2 同率順位を平均値で表示する
同点の場合RANK.EQの時は上であったように75点の二人は8位表示される。
平均値で表示したい場合はこれを用いる
=RANK.AVG(数字,参照,順序)
を用いる。
これを先ほどと同様の操作をすると
となる。10.5や5.5など平均値で表示されることになる。
年金についてざっと!
について勉強して運用をしていきたいと思った。
その前にしないといけないこと。
それは
そもそも年金って何???
というところである。
これについて書いていきたいと思う。
目次
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1 国民年金とは
2 2階建て年金について
3 3階建て年金
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1 国民年金とは
年金とは字の通り、年 金 である。つまり、毎年受け取れるお金ということである。
では、国民年金とはなにか。
日本に住んでいるなら20歳以上60歳未満の全ての人は『国民年金』に加入する必要がある。年金に加入すると、65歳以上で年金を受け取ることができる。その受け取る年金のことを老齢基礎年金という。
実はその他にも国民年金はある。
病気やケガで一定の障害を負ってしまった場合に支給されるのが障害基礎年金
大黒柱が早く亡くなったときに18歳以下が受け取れるのが遺族基礎年金
つまり、社会的に弱い立場になったとしても国民年金で支えられるという仕組みになっている。この社会全体で支えることを社会的扶養という。
ここでわかると思うが、自分たちが支払っている国民年金によって社会で弱い立場になった人たちが支えられているということである。
考え方によっては、自分はこれくらい年金に支払ったのに全然受け取れなくて損しているという発想もあり得るが、もし自分や親族が社会的弱い立場になった場合にはこの社会的扶養を受けれると考えれば、支払うことは義務であることも納得がいくはず。特に核家族化・高齢化社会ではなおさらである。
今の日本には自分だけで面倒をみる私的扶養よりも社会全体で面倒をみる社会的扶養があっているということである。
また公的年金(国民年金、厚生年金)はその時点で現役で働いている人たちが支払ったお金、つまり社会保険料から国によって配布されている。
なぜ自分たちが自分たちが働いたお金が自分たちは受け取れないのか。
それは物価と寿命の変化を考えればわかるはずである。
そもそも今の物価と40年前の物価は全然違う。ラーメン1杯はだいたい1000円くらいだが昔は300円とか400円とかだったはず。つまり、20年分の年金を受け取りたくても昔のお金のままであれば5-6年分しか貯蓄がなくなってしまうのである。さらに平均寿命もどんどん高くなっている現在受け取る期間もながくなるため、その時の保険料を分配する方が理にかなっているということになる。
2 2階建て年金について
先ほど述べた公的年金についてであるが、国民年金と厚生年金がある。
平成27年までは共済年金(公務員や私立学校の先生が加入する年金)があったが今は厚生年金に一元化されている。
すべての人が加入している国民年金を1階部分とすると、厚生年金は国民年金に上乗せされると考えられるので2階部分にあたるわけである。
会社員であれば、だいたいは国民年金と厚生年金を給料から自動的に引き落とししていることが多い。さらに厚生年金の半分を会社が負担している。自営業の場合は自力で上乗せする必要があるということだ。
3 3階建て年金
少子高齢化を考えてみたときに、今働いている人たちが将来受け取れる額はどんどん減ることが予想されるのは想像がつく。
ここで将来年金として受け取る額を増やしたければ自力で運用するしかない。
つまり私的年金である。
このシステムの拡充が2017年に行われた。
iDeCoを活用すれば税金が所得控除で減額されるので老後に備えることができる
ということである。
つまり3階建て年金は
の3階建てとなる。
VLOOKUP関数の使い方
別の表からデータを取り出すという操作をしたいとき
VLOOKUP関数
が役に立つ。
前の記事でINDEX関数とMATCH関数を説明したがデータの取り出しという意味合いでは同じ部類に入る。
VLOOKUPなのでVをLOOKUPするわけである。
もっと言えば、VerticalをLOOK UPする。つまり、垂直に探す、ということになる。
VLOOKUP関数は、指定したセルの先頭の列を垂直に探し、検索条件に合ったものを取り出す関数である。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)
の書式で入力することになる。
実際にしてみた方が言葉で表すより速そうなので実際に下の表でやってみる。
それぞれの店舗の合計売上金額をランク付けしていくとする。
まずは実際にしてみると、以下のように関数を入力する。
Enterを押してフィルハンドルを下にドラッグすると
完成する。
細かく見ていく。
①について
この一番目の引数は[検索値]である。この検索値は②の範囲内の左から1列目からのみ検索する。2列目以降や範囲の左側は検索対象とはならない。
②について
②は参照する表の範囲で上図での青で囲んだ部分である。
ここで大事なのが、関数をコピーしたときに範囲がずれないように絶対参照してセルを固定することである。
③について
③は列番号で指定したセル範囲の左から数えた列の番号である。
これはA列とかD列といった実際の列番号ではなくて、左から数えた番号なので、1.2.3.4.5....となる。
④について
④は検索方法である。この引数は、検索値に一致したデータが見つからなかったとき、どのように対応するかを決める引数である。完全一致のデータのみを検索する方法と一番近いデータを検索する方法の2種類がある。
・『FALSE』や『0』と入力すると、検索値と完全一致するデータのみを範囲の中から探す。一致するデータがない場合は『#N/A』と表示される。
・『TRUE』や『1』と入力すると、近似値(検索値未満の最大値)を範囲の中から探す。『TRUE』を指定する場合、範囲の左端の列にあるデータを昇順で並び替えておかないと正しい結果が返ってこないことがある。
つまり、FALSEの場合、100を検索値と指定した場合、検索範囲から100が検索される。TRUEの場合、100を検索値と指定した場合、検索範囲から100未満で一番近い値が選択される。
他にもVLOOKUP関数は使い方があるので順次書いていくとする。